2014年12月01日
福神漬とカレー
福神漬けとカレー。
この組み合わせの由来は、
大正時代に日本郵船の欧州航路を周遊していた一等船客に出されるカレーに
添えられたのが始まりだそうです。
もともとこのカレーにはチャツネ(インドでよく知られるペースト状の薬味)が添えられていたのですが、
あるとき、これを切らしてしまったそうのなのです。
そこで日本のコックさんが変わりに自分用に作っていた福神漬を出したところ、
これが大ヒット!
カレーの味を引き立てる、と大好評を得たのだそうです。
そんないきさつで、この客船のカレーに添えられた福神漬けのウワサは
「福神漬けは高級」というイメージとともに、広く普及したと言われています。
さて、そんなこんなで広まった福神漬ですが、
何故かチャツネを意識したらしく、色を真っ赤っ赤にしたものが流行してしまいました。
本来は「茶色」です。
本物の福神漬けは美味しいと思いますが、
いかにも赤色102号で色漬けしてます!的なものを見ると、
食べ物であることを忘れるくらい、嫌悪感を感じます^^;
このように本来は素晴らしいものであったものでもちょっとしたキッカケで
台無しになってしまうものは残念なことながら数多く存在するのです。
Posted by 細田幸平 at 13:01│Comments(0)
│食と添加物